■コーヒー豆の挽き方
○電動式ミルと手動式ミル
焙煎したコーヒー豆を挽くには、「ミル」という器具を使います。
ミルには、電動式のものと手動式のものがあります。
電動式ミルは、粒度(粉の粒の大きさ)が均一で素早く簡単に挽くことができます。
手動式ミルは、見た目おしゃれですし、自分の手でゆったりと挽くのも、なかなか楽しいものです。
○挽くときのコツ
・粉の粒度にばらつきがでないよう、丁寧に挽きましょう。
・手動式ミルでは、あまり早いスピードで挽くと摩擦熱が発生して粉が変質してしまいます。
そうなると、せっかくのコーヒーの香りなどが損なわれてしまうので、一定のスピードでゆっくりと挽くようにしましょう。
・豆を挽くときに、微紛という細かい粉がでることがあります。
この微紛といっしょにコーヒーを淹れると、タンニンなどの苦味が出てしまいます。
ですから、挽き終わったら、粉を軽く揺すりながら微紛を吹き飛ばすようにしましょう。
○ミルの手入れ
ミルは、使い終わるたびに掃除するようにしましょう。
そのままにしておくと、コーヒーの味がどんどん落ちてしまいます。
回転歯や容器に付いた微紛などをハケやブラシなどで取り除いておきましょう。
○5段階の粒度
コーヒーの味は、挽いたときの粒度によって違ってきます。
細かく挽くほど苦味が強く、粗く挽くほど酸味がでてきます。
抽出方法に適した粒度で挽きましょう。
極細挽き | 最も細かい粒度。 | エスプレッソ |
細挽き | ドリップ式 | |
中細挽き | 市販のコーヒー粉に多い、一般的な粒度。 | ドリップ式、コーヒーメーカー |
中挽き | ドリップ式、サイフォン、コーヒーメーカー | |
粗挽き | 最も粗い粒度。 | パーコレーター |