■生豆の焙煎
コーヒーの生豆を火力で煎ることを「焙煎」といいます。
生豆を焙煎をしていくと、緑色からだんだん茶色になっていきます。さらに焙煎を進めていくと、どんどん黒色に近づいていきます。
薄い茶色の段階が「浅煎り」で、焙煎が進んで黒色に近づいてきたものを「深煎り」と言います。
焙煎が浅いと、クエン酸やリンゴ酸が作られて酸味が強く、焙煎が深いほど糖質のカラメル化が進んで苦味が強くなります。
焙煎の度合い(焙煎度)は、下表のように8段階に分けられています。
浅 煎 り |
ライト・ロースト | 最も浅煎りで、コーヒーとして飲むことはまずありません。 |
シナモン・ロースト | 酸味が強く、苦味はありません。飲むことはほとんどありません。 | |
中 煎 り |
ミディアム・ロースト | 酸味が強く、苦味はわずかです。 |
ハイ・ロースト | 酸味が抑えられ、苦味がでてきます。コーヒーとして飲むには、もっともポピュラーな焙煎度です。 | |
シティ・ロースト | 酸味と苦味のバランスが良く、ニューヨークで人気の焙煎度です。 | |
深 煎 り |
フルシティ・ロースト | 酸味が少なく、苦味があります。表面に、うっすらと油が浮いてきます。 |
フレンチ・ロースト | 酸味がほとんどなく、苦味が豊かです。はっきり油が浮いてきます。 | |
イタリアン・ロースト | 酸味がなく、苦味はかなり強いです。黒色に近く、油で光っています。 |