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生豆の焙煎


 コーヒーの生豆を火力で煎ることを「焙煎」といいます。

生豆を焙煎をしていくと、緑色からだんだん茶色になっていきます。さらに焙煎を進めていくと、どんどん黒色に近づいていきます。

薄い茶色の段階が「浅煎り」で、焙煎が進んで黒色に近づいてきたものを「深煎り」と言います。

焙煎が浅いと、クエン酸やリンゴ酸が作られて酸味が強く、焙煎が深いほど糖質のカラメル化が進んで苦味が強くなります。

 焙煎の度合い(焙煎度)は、下表のように8段階に分けられています。



ライト・ロースト 最も浅煎りで、コーヒーとして飲むことはまずありません。
シナモン・ロースト 酸味が強く、苦味はありません。飲むことはほとんどありません。


ミディアム・ロースト 酸味が強く、苦味はわずかです。
ハイ・ロースト 酸味が抑えられ、苦味がでてきます。コーヒーとして飲むには、もっともポピュラーな焙煎度です。
シティ・ロースト 酸味と苦味のバランスが良く、ニューヨークで人気の焙煎度です。


フルシティ・ロースト 酸味が少なく、苦味があります。表面に、うっすらと油が浮いてきます。
フレンチ・ロースト 酸味がほとんどなく、苦味が豊かです。はっきり油が浮いてきます。
イタリアン・ロースト 酸味がなく、苦味はかなり強いです。黒色に近く、油で光っています。

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